ラピスラズリの話
ラピスについての話を少し。
ラピスの歴史は古く古代エジプトの装飾に使われていた事から分るように数千年の昔より
採掘利用が行われています。聞いた所によると1万年近く昔に採掘されていた跡もあるそう
です。
真相は如何あれそれ程昔より採掘され今もまだ採り続けられていることに驚いてしまいます。

鉱山からラピスが取れなくなっても、更に掘り進んでいくとまた産出してくるそうです。
なので、鉱山の深さも数km以上に渡るそうです。

そのラピス産出国はアフガニスタンなのですが、なぜかそれ以外の国ですと殆ど産出しない
そうなのです。稀に見つかったとしても少量で低グレードになるそうです。

その鉱山の場所は険しく未だに車で行けるような場所ではなく馬やロバで何日もかかります。
鉱山では長年そこで採掘を行っているプロフェッショナル達がおりまして採掘されたラピスを
選別するそうですが、ラピスを色で分類すると16色有り更にグレードがあるそうです。
ラピスを扱っている業者さんでもその色分けは難しく採掘者ぐらいでしか分らないそうです。
グレードは業者によって評価の仕方が多少違うそうなので結局一般には殆どなにも
分らないという事になります。
ここまで書いていて、エスキモーの雪を表すのに何十もの言葉がある事を思い出しました。
きっと、ラピスにも長い年月の間にいくつもの色の表現が生まれたのでしょう。

一般的にはライトブルー、ブルーブルー、ダークブルーと覚えておけばよいそうです。
グレードはA,B,C,ノーグレード更にその中で細かく分かれるそうです。

普通にタンブルやカット等で販売されているのはノーグレード品だそうです、私自身も
グレードはよく分らなかったため販売する気は無かったのですが、今回みっちりと教わって
来た上、良心的な価格で仕入れができましたので、自信を持って扱う気になりました。
ちなみに、私がコレクションしていたラピスは全てノーグレード品の評価でした・・・

Aグレード品は宝飾関係やヴァンクリフの時計の文字盤などに使われていてとても高価で
グラムで数千円〜の価格です。
でもCランク品でさえ一回手に入れたらノーグレード品を買う気にはならないでしょう。

ラピスにもイミテーションがありグレードの低い物を着色して高いグレードに見せかけた物です
こんな話があります、ある人がお店の方に自分のラピスを見せてこう言いました「このラピスは
私の不幸を吸い取ってくれたの、その証拠にだんだん色が薄くなってきたの」そう言って
少し白くなったラピスを見せてくれたそうです、店の方はそれを見てすぐに着色のされたラピス
だと気づいたのですが、その方が嬉しそうに話すので本当の事が言えなかったそうです。
ラピスは人間の汗などでオイリッシュになり色が濃くなる事はあっても薄くなる事は有りません
しかも、高グレードになるほど色変わりは起きません。

しかっりとした知識を持ったところは、仕入れ業者、販売業者ともそんなに多くはありません
染色ラピスを見分ける方法も反割りにするしかないそうです。
信頼できるお店で購入する事がイミテーションやノーグレードを掴まないで済む最善の方法
だと思います。

ラピスのグレード