水晶の価格について

 水晶って何処でも採れるものですが産地によって値段が高かったり安かったりします。
それでは、その値段はどうやって決まるものでしょうか?
単純に考えると珍しさや、綺麗さ、需要と供給などが浮かぶのではないでしょうか?
ところが単純にそうではないのです、例えば自分が1日をかけて何処かの山へ水晶を
採りに行ったとしましょう。
あなたは、苦労してあまり綺麗ではない水晶をなんとか5,6個を手に入れました。
さてそれを幾らで販売するでしょう?
山に行くまでの交通費、1日の作業費用それを考えると赤字にならないようにするには
それなりの金額で販売しなければなりません。
あるいは、2つ山が並んでいます1つは金山もう1つは水晶山さてあなたはどちらの山に行き
採ってきたものを販売しますか?
普通、趣味でなく販売を目的とするなら高く売れる方へ行きますよね?
同じような理屈がマーケットの中にも働いています。

ブラジルのように水晶のマーケットが整備されていて労働単価が安く、比較的交通の整備がされている
所では良い物でも安い価格で販売されますし、労働単価の高い先進国ですと良い物でなくても
高く販売されます。しかし安くて良い物が手に入るならわざわざ高いものを購入する必要性が
なくなります、するとその鉱山は廃鉱となりその産地の希少価値だけが高くなっていくのです。

ヒマラヤでは外国に販売するものなどあまり無く労働単価もとても安いので、水晶の入手には危険を
伴うにも拘らず私達が思っているより驚くほど安価に売られています。 しかし、マーケットや
輸送路が整備されていないため、その他の費用が発生すると思われます。
余談ですがヒマラヤ産の産地の詳しい特定はとても難しいという話を聞いた事があります。
逆にアルプスではそこに住んでいる人ではなく、わざわざ水晶を目的として採取に行くため
労働単価が高くなっています。そのまま住みついしまう人もいるのですが・・・
きれいな中国のクラスターが安く販売されているのも労働単価が安く輸送路も整備されているから
ではないでしょうか。しかしこのまま中国の経済成長が続くとその内に中国産水晶も高くなっていくかも?

宝石の取れる産地では軽くて価値の高い宝石鉱山へ人が集まり、価値の低く重い水晶を取る人は
稀です。そのため宝石の採れる産地の水晶は高めになります。
しかし宝石が採れる鉱床があるせいでしょうか、そのような産地の水晶には変わったもの、珍しいものが
あるようです。
以上のように、労働単価、マーケットの存在、輸送費用の問題、採取する人の思惑、鉱床の問題、
お国事情等様々な要因が絡み合って水晶の価格が決まっていくのです。
これらの事は輸入業者さんから聞いた話、自分で調べた事をもとに推測した所もありますので、間違った
見解がありましたら、ご指摘くださいね。